51JCOGR016L.jpg51JCOGR016L.jpg『クライ・ミー・ア・リバー』
「アーサー・ハミルトン」作曲のバラード。
ダイアナ・クラールのアルバム「ライブ・イン・パリ」で、深く、せつなく、迫力のある歌に圧倒されました。
歌詞も、一度は裏切りながらも、また復縁を乞う恋人を「今更遅い、川のように泣くがいい」と冷ややかに突き放す女性の心情を描いているもので、一曲を聴きながらも、ひとつの映画を観ている気分になります。
オリジナルは、アメリカの歌手であり、女優の「ジュリー・ロンドン」。私は最近になって聴いたのですが、ギターとベースだけのシンプルなバックで、こちらもまた大人の雰囲気で素敵です。
インストゥルメンタルでカルテットもそんな世界を描き出していきます。


『あなたなしでは』
ブルーハワイ等を作曲家したラルフ・レインジャーの作品。
ミドルから少しアップ気味のテンポで演奏されることが多く、メロディラインが語り合うように繰り返されながら、曲が広がっていきます。その広がりを深く支えるベースラインが心地よく響きます。
哀愁を感じるトーン(マイナー)で始まりながら、最後には雲の切れ目から陽射しが降り注ぐようなトーン(メジャー)で終わります。ジャズにはよくあるのですが、それこそが、ジャズを産み出してきた人々のこころのたくましさのルーツの現れの一つかな、と思います。
コードがジャズプレイヤーの得意とする動き(和音の2度→5度進行)が随所にちりばめられていることもあり、たくさんのジャズプレイヤーによって様々なアレンジで演奏されています。
カルテットでも、演奏を重ねる度に新しいスタンダードの魅力を発見して、より私達らしさをプラスアルファしていきます。

フライヤー案☆.jpgフライヤー案☆.jpg Plain_blk_Right.png If I Should Lose You 村主真裕美カルテット 2013/4/16メゾン・ド・ヌーボー Real_col_Sound.pngm_piano.png


816jrcIatAL__AA1417_.jpg816jrcIatAL__AA1417_.jpg『ロード ソング』
ギタリスト・ウェス モンゴメリー作曲の軽快なナンバーです。
最近の練習で「黒2」(ジャズ・スタンダード・バイブル2)の中に掲載されていて出会えました。一度演奏するとまた弾いてみたくなる♪、聴くよりも演奏する方がうんと楽しい♪、そんな曲です。
曲の中でコール&レスポンス(呼びかけと応答)が出来る空間が随所にあり、ギターの呼びかけに、次はピアノ?次はベース?そこにドラムの盛り上げがあって、という様にメンバー同士のコミュニケーションがとっても愉しいのです。「空間から生まれるワクワク感」が彼の作品の特徴でもあります。まさに天才!です。
ウェスさんの曲では、『フォー・オン・シックス』もカルテットのお馴染みのレパートリーになっていますが、こちらもライブでのお客様のノリがとてもいい感じです。メロディーが耳とこころのつぼをキュッと押さえてくれます。
カルテットでは、もちろんギタリスト舘さんのフューチャーでお届けします。


51pG9dTrKHL.jpg51pG9dTrKHL.jpg『ムーンリバー』
「酒と薔薇の日々」を作曲したヘンリー・マンシーニによって1961年に作られました。同じ年に公開された映画「ティファニーで朝食を」の主題歌であり、主演のオードリー・ヘプバーンがアパートの窓辺でギターを弾きながら歌うシーンは有名です。
3拍子のゆったりとしたテンポで奏でられ、メロディもやさしく、すっと耳に馴染むので、様々なジャンルで人気の曲です。「酒と薔薇の日々」もそうですが、メロディはとても自然な流れに聞こえますが、弾いてみるとコード(和音)進行の移り変わりが独特です。ヘンリー・マンシーニならでは、でしょうか。
これまでオーケストラバージョンのものをよく聞きましたが、ジャズピアノで、と探してみましたら、ケニー・ドリューとハンク・ジョーンズ・グレート・ジャズ・トリオの共演という素敵なアルバム『ニューヨーク・ストーリーズ』に出会えました。二人のピアノの表情の違いがとてもよくわかります。
カルテットでは、ベースソロを交えて、たっぷりとした「月の河」の雰囲気を奏でます。


『バグズ・グルーブ』
81cCNwo6PUL__AA1429_.jpg81cCNwo6PUL__AA1429_.jpgビブラフォン奏者「ミルト・ジャクソン」作曲のブルースです。
テーマは、とてもシンプルで4小節のフレーズを3回繰り返しするだけです。デューク・エリントン作曲のCジャムブルースも同じような構成で、ブルースの基本みたいな曲だと思います。
51oovfmORCL.jpg51oovfmORCL.jpg私がこの曲を初めて聴いたのは、オスカー・ピーターソンの演奏で、キィはGでしたが、オリジナルはFです。
この曲の代表的なアルバムは、やはりマイルス・デイビスの「BAGS GR00VE」というライブ録音のものです。マイルスのクールなソロ、ミルト・ジャクソンのヴァイブならではの音使い、そしてセロニアス・モンクの独特の色彩のピアノが、何度も繰り返し聴きたくなる魅力にあふれています。
カルテットも4人のそれぞれの持ち味をいかして、「MSQ4'S GROOVE」をお届けします。


「ワルツ・フォー・デビイ」
419z7-GZVNL.jpg419z7-GZVNL.jpgジャズピアニスト「ビル・エバンス」の作曲で、彼の兄の娘さん、デビイに捧げた曲です。
可憐でやさしいワルツをビル・エバンスは、彼特有の繊細で詩的、幻想的なピアノでじっくり聴かせてくれます。
そして、やっぱりベーシスト、スコット・ラファロとのすばらしいコンビネーションから生まれた演奏、ニューヨークの老舗「ビレッジ・ヴァンガード」での1961年6月25日のライブが最高だと思います。
残念なことに、スコットは、このライブの11日後に交通事故で亡くなってしまい、二人のこころとこころの対話による素晴らしい演奏を聴く事はかなわなくなってしまいました。その時のビル・エバンスの落胆を想うとこころが痛みます。
このライブテイクは、テーマを3拍子で、アドリブと後テーマは4拍子で演奏しています。拍子の変化の繋ぎの部分が、次の場面への幕開けを提示してワクワクさせます。
カルテットでは、拍子の変化をいろいろ楽しみながら演奏しています。


『エブリシング・ハプンズ・トゥー・ミー/なんでも私に』
512feFC7XZL__SL500_AA300_.jpg512feFC7XZL__SL500_AA300_.jpgジャズのスタンダード本『黒本』にも載っている、ポピュラーな曲です。譜面に沿ってコード(和音)をつないで弾いていくだけで、とても美しく可憐な響きが生まれ71AVG+2a36L__AA1356_.jpg71AVG+2a36L__AA1356_.jpgます。サビから転調しますが、ごく自然に移り変わりながらも、語りかけるような波紋を繰り返しつくり、再びAメロに入って、静かな凪の情景に戻る、そんな印象の曲です。
以前、女性ボーカリストのアルバムで聞いたことはあったのですが、渡辺貞夫さんのライブCDであらためてこの曲のよさを知った感じです。始まりから終わりまで、繰り出されるリズムに引き込まれるように聴き入ってしまいます。
私もカルテットのすてきなリズム隊と対話しながら、大海原を泳いでいけたら…♪。


『スペイン』
41NTNV3BQ0L.jpg41NTNV3BQ0L.jpg皆さんよくご存知の、チック・コリアの代表曲です。
「アランフェス協奏曲」から、厳かな雰囲気で始まります。情感たっぷりに美しい旋律が歌い上げられ、少し悲しげな面持ちの中、曲は鎮まります。
そして、その静寂をやぶるように、アップテンポのたたみ掛けるフレーズが鳴り響き、まさに情熱の踊り「フラメンコ」の始まりのようです。
チック・コリア自身、様々なバージョンで演奏していますが、たくさんの他の楽器のミュージシャンたちも、ライブやアルバムの中で取り上げています。
410S5F621ZL.jpg410S5F621ZL.jpgその中でも驚きだったのが、ボーカリスト「アル・ジャロウ」のライブでした。私にとって「スペイン」はあくまでもインストゥルメンタルの曲でしたが、それを歌ってしまうなんて、本当にびっくり!でした。
この曲の聴かせどころは、それぞれのアドリブはもちろんですが、ノン・コード(和音がついてない)部分の共演者みんなのユニゾンだと思います。「聴かせどころ=演奏者サイドの弾きどころ」で、全員の微妙なタイミングがピッタリした時、同じ波に一緒に乗って一つの音楽を作り上げている幸せと喜びを感じます。
私達カルテットも、4人のそんな想いをスペインの暑い風にのせてお送りします。


『オン・グリーン・ドルフィン・ストリート』
41-Gq94mYDL.jpg41-Gq94mYDL.jpgタイトルを聞いただけで、すーっとさわやかな風が吹いて、碧(みどり)色の海の透明感、そしてイルカの躍動感が広がってきます。
イントロとAメロの部分、ベースがずっと同じ音を鳴らし続けます。メロディとコードの大きな動きが、静かに、でも確かに何かがやってくるぞ、という緊張感とワクワク感をかもしだしています。この部分はラテンのリズムで、海の底のうねりを感じます。
Bメロでスイングのリズムに変わり、イルカが水面を駆け上がるような動きのあるメロディがでてきます。
一曲の中で、自由自在にイルカたちが海を泳ぎまわっている様子が浮かびます。
私が最初に聴いていたのは、『1958マイルス』に収録されたもの。マイルスの代表作『カインド・オブ・ブルー』とほぼ同じメンバーで、モードを意識したクールなカラーで彩られています。
最近では、ハンク・ジョーンズ氏の暖かい海のイルカたちの感じ、の演奏をよく聴いています。
私たちカルテットイルカも、ライブで自由に楽しく大海原を泳ぎまわります。


81ZcTcSMlDL__AA1500_.jpg81ZcTcSMlDL__AA1500_.jpg『オール・ザ・シングス・ユー・アー』『君はわがすべて』という邦題がついていて、1939年、ミュージカルのためにジェローン・カーンが作曲しました。歌詞もついているのですが、私にはインストゥルメンタルのイメージが強く、特に最初に聴いたCDの印象がやはりこころに残りました。アルトサックスのチャリー・パーカーをフィーチャーした『ジャズ・アット・マッセイホール』1953年5月カナダ、トロントでのライブ録音です。ディジー・ガレスピー(tp)、バド・パウエル(p)、チャーリー・ミンガス(b)、マックス・ローチ(ds)、そうそうたるメンバーです。
51zvm-jt2QL__SL500_.jpg51zvm-jt2QL__SL500_.jpgコード(和音)の第3音を繋ぎながらのシンプルなメロディなのですが、とても美しく、また演奏者の手によって様々な色彩や陰影をみせながら、曲が進んで行く様子にとても引き込まれます。
ジャズを習い始めた頃、師匠に「この曲を課題として弾いてみたい」というと、「もう少ししてから」と言われました。確かに「聴くは易し、弾くは難し」。次々と変化するコード展開を先人達は楽しげに縦横無尽に歌い上げている事があらためてわかりました。
最近は渡辺貞夫さんの演奏でよく聴いています。カルテットでは、これまでゆったりミディアムテンポが多かったのですが、いろんなカラーをどんどん出していきます。


『マイ・ファニー・バレンタイン』
51ydhbIezrL__SL500_.jpg51ydhbIezrL__SL500_.jpgタイトルに「バレンタイン」が付いているので、2月によく演奏される曲です。もちろん歌詞の内容も、愛しい人・バレンタインとバレンタインデーをかけて書かれたそうです。
私も、ホテルラウンジのピアノ弾きをしていた頃、取り上げてはみましたが、マイナーから始まる悲しげなメロディをまるっきり暗ーく弾いて、ホットなカップル達が愛をささやく場にそぐわないと思い、さっさと終わってしまったことがありました。
それから、ずいぶん時が流れ、この秋からカルテットのナンバーとしてライブでよく演奏しています。あらためて弾いてみると、この曲は決して暗くはなく、静かにゆったりと愛する人をやわらかなこころで描いている曲だと感じています。何と言っても、最後のコード(和音)が明るいメジャーコードなのです。やさしさがふわっと広がります。
その想いが皆さんに伝わるといいなぁと、思います。


「星に願いを」
51vZthtCZGL__SL500_.jpg51vZthtCZGL__SL500_.jpgディズニー映画「ピノキオ」のテーマとして、広くひろく愛されている曲です。この曲はアメリカ映画協会による、映画史における偉大な歌百選の第7位に入っていることからも、人気の高さが伺えます。
ジャズでも、スタンダード曲集に必ず掲載されていて、あのルイ・アームストロングもディズニーテーマを集めたアルバムの中で、あったかく歌っています。スウェーデンとノルウェーではクリスマスソングになっているそうです。
カルテットでは、結成当時はボサノバで演奏していましたが、最近はジャズバラードが多いです。
ボサノババージョンは、夏の夜空にきらめく星に、ジャズバージョンでは冬の澄んだ空の星に願いを込める、私はそんなイメージをいだいています。


「SO WHAT」(ソー ホワット)日本語にすると、「それがどうした!」という感じの意味になります。
51UVX5HKIiL__SL500_.jpg51UVX5HKIiL__SL500_.jpgジャズの帝王「マイルス・デイビス」が「モード」の世界を切り開いた最初の曲です。モードとは、それまでのビバップと呼ばれる、コード進行(和音)に追従したスケール(音階・音の列び)を使ってアドリブする形式から、一つのスケールでコードに縛られることなく自由に曲を演奏していこうとの主旨のもとに生まれた新しい奏法です。コード感を無くした為、不思議な浮遊感、収まりきらない広がりを味わうことができます。初めての事に、共演するミュージシャン達の緊張感も録音を通して、伝わってきます。ピアノで縷々歌うあのビル・エバンスですら、和音の一つ一つに試み的な響きを感じます。
今は「モード」から更に時代が過ぎて、多様な演奏スタイルもできていますが、パイオニアである偉大な先人達のおかげです。
私達カルテット4人も、マイルスの残した斬新なテイストを追求します。


「イスラエル」
81iSDeFHiyL__AA1500_.jpg81iSDeFHiyL__AA1500_.jpg5101Kp+T30L.jpg5101Kp+T30L.jpg今から15年程前、中古CDショップで何気なく手にしたビル・エバンスのアルバム『EXPLORATIONS』(探査、研究、探究の意味)。その1曲目に収録されているのが、この曲です。アップテンボでシャープな印象を受けますが、ずっと聴いていると、どこか乾いた土のかおりがしてきます。そして、物悲しいようなやるせないような想いが全編に満ちています。
12小節の短い曲ですが、何度も何度も繰り返されるピアノアドリブに続いてベースソロ、4バースそして後テーマとエンディングまでの6分間を夢中で聴き入ってしまいます。
この曲の作曲者は当初、友人であるマイルス・デイビスに吹いてもらおうと書いたそうです。最近になって、そのマイルスの演奏を聴いてみましたが、ビル・エバンスとは違い、明るさを感じるホーンセクションのイントロから始まり、テンボもミディアムで落ち着いた印象を受けました。私にとっては、まるっきり新しい「イスラエル」との出会いでした。
カルテットでの演奏はアップテンボで、この12小節を縦横無尽に紡ぐウォーキングベースが躍動感を出し、ドラムがタイトに聴かせます。同じ楽曲でも演奏者によって如何様にも表情を変化させられるのが、ジャズの醍醐味です。カルテットならではの「イスラエル」をライブでお楽しみください。


51i2NSDikFL.jpg51i2NSDikFL.jpg邦題は「枯葉」です。みなさんよくご存知のスタンダード中のスタンダードです。シャンソンから広まった曲なので、「シャンソン世代」の方達にもずっと愛されてきた曲です。
71hrO5ZiVNL__AA1500_.jpgマイクさん、ウオーレンさんのソロが凄い!カルテットにとっても、大切なレパートリーの1曲です。2012年8月の稲沢市ワンコインコンサートでもインパクトあるオープニングとして選曲しました。武田さんのベースから始まると同時に、ジャズの世界が広がります。ある時は静かに、ある時は深いうねりのように・・。
ジャズの良さは演奏者によって、様々なテイストに曲を創っていけるところにあります。もちろんアドリブも、その日その時にだけに生まれる空間を、音楽に込めたこころで彩っていくものです。
季節は秋。そんなジャズの醍醐味を十分味わっていただきたい一曲です。


41GGFZH45GL.jpg41GGFZH45GL.jpg邦題「この素晴らしき世界」です。ベトナム戦争を嘆き、平和な世界を夢見て、作られた曲です。歌詞のあたたかさはもちろん、曲もゆったりと大きな川のように流れて行きます。ソロでもずっと弾いてきた曲ですが、カルテットのメンバーと一緒に演奏するようになって、さらに曲への想いが深まりました。
今は、こころに重いものを抱えている人達がたくさんいます。この曲を聴いて、「生きてるってすてきなことだなぁ」って
一人でも多くの人が思えたら・・。
ルイ・アームストロングは、子供の頃から、コマーシャルでもお馴染みの歌声です。最近、エバ・キャシディを聴いて感動しました。


『ブルーパール』タイトルもメロディーも美しいバド・パウエルの作品。
スタンダード集にこそ掲載されていない曲ですが、ジャズピアノを習い始めてから、バド・パウエルに傾倒した時期があり、その頃買ったアルバム『THE BLUE NOTE YEARS BUD POWELL』で出会えた素晴らしい曲です。413KWDA8Q6L.jpg
イントロも無くいきなり始まって、マイナーでせつなくもぐいぐい弾き込んでいって、あっという間に終わってしまいます。必ず、リピートして聴きたくなる曲。バド特有の唸るような、こころの叫びも耳に残ります。
10年位前の納谷門下生ライブで私が弾いたことで、この曲を気にいった他の生徒さんが次のライブで弾いてみえました。私なりに、バドのこの曲の魅力を少しでも伝えることができたのかな、と、嬉しかったです。昨年、カルテットでも演奏したいと思い、メンバー用に譜面を書き直しました。まさにビバップ!の時代そのものの曲。また久しぶりに弾いてみたくなりました。


『フォー・オン・シックス』ジャズギタリスト、ウェス・モンゴメリー作曲。51t47nmQVDL.jpg
私はずっとピアノトリオの形態で、ジャズピアノを勉強してきました。好んで聴いてきたのも、やはりほとんどピアノトリオでのアルバムでした。519tCf46P+L.jpg
2年前に「カルテット」を結成して、ピアノ、ベース、ドラムス、そしてギターの編成での演奏をするようになり、ギタリストの作品をよく聴くようになりました。この曲も、その中の一つです。「4on6」、不思議なタイトルの意味は、「6本(の弦)の上の4本(の指)」。さすがギタリストの作品と、納得しました。ギタリスト「リー・リトナー」のカバーも軽快です。
カルテットで演奏する時は、ギターの舘さんのメロディーからスタートです。いつもと違うアプローチをお楽しみください。


41QejPeiSYL__SS500_.jpg41QejPeiSYL__SS500_.jpgカルテットでこの曲を最初に演奏したのは、2010年9月11日『明泉寺チャリティ・コンサート』でジャズ界の巨匠「マイク・マイニエリ氏」、クラシック界の巨匠「リチャード・ストルツマン氏」と共演させていただいた時です。本当に宝物のような思い出となりました。 ディズニー映画「白雪姫」にも使われ、みなさんよくご存知のかわいらしいワルツ。邦題「いつか王子様が」です。

いろんな方が演奏していますが、私は、我師匠・納谷嘉彦氏のソロピアノ曲集『ハイ・クラス・ジャズ・ピアノ スタンダード名曲集』のサンプル演奏を参考にしました。



514gzALYA9L.jpg514gzALYA9L.jpg「酒バラ」の通称で親しまれているスタンダード中のスタンダードです。「カルテット」で最初に演奏したときは、ボサノバのナンバーでした。
今はしっかりジャズのレパートリーとして、皆さんに聴いていただいています。 この曲は、ちょっと普通と違うコード進行をなしていて、アドリブをしていく時に油断をすると迷い子のようになってしまうので、気をつけています。(私だけ?)
「カルテットの深い響きのベース」を存分に楽しんでいただけるアレンジでの演奏が最近の定番になっています。


img_1592707_54849091_0.jpgimg_1592707_54849091_0.jpg『ウェストコースト ブルース』
「4 On 6」、「ロード ソング」でもお馴染みのギターリスト、「ウェス・モンゴメリー」の作曲です。
三拍子で軽快かつ粋な雰囲気を持つブルース。ウエスさんの曲はどれもそうですが、メロディーがポンっと体に入ってくるのです。そして、アンサンブルが楽しくなる要素をふんだんに持っている曲ばかりです。
ホーンセクションと一緒にニコニコしながら演奏するウエスさんの映像を見ているだけで、躍り出したくなります。
カルテットでは、インタールード(曲の繋ぎの部分)を交えたアレンジで、更にお互いの気持ちのやりとり、次のアドリブ奏者へのバトンタッチのコミュニケーションを楽しんでいます。
みなさんにわくわくする「明るい西海岸の風」をお届けします。


「星影のステラ」abb9e62371f59b4278bffed4ab70a059_2.jpg
ビクター・ヤング作曲のジャズ・スタンダードの代表的ナンバー。1944年の映画「呪いの家」のために作られましたが、その時はインストゥルメンタルで、2年後にネッド・ワシントンによって歌詞がつけられました。ネッド・ワシントンは、「星に願いを」、「The nearness of you~あなたのそばに」などでも有名です。
この曲の始まりの2つの音、BbとAそれだけで、星の小さな瞬きと深い輝きがこころに描かれます。調性を超えたメロディーとコード進行は、やさしくも不思議なちからを感じさせながら流れてゆき、サビの部分でどこまでも続くおおらかな星空が一面に広がります。そして再び、そこに凜としてたたずむ「ステラ」の静かなやさしさにつつまれる・・・、私はこの曲にそんなもの語りを感じます。
ライブでも、皆さんに星空の下の澄んだ空間を楽しんでいただけたら、と思います。


『ストレート・ノー・チェイサー』
31sNp5EDchL.jpg31sNp5EDchL.jpgセロニアス・モンクは、私の好きなビアニスト・作曲家の一人です。彼独自の間合いの取り方やメロディーラインの面白さに加えて、不思議なピアノタッチにとてもひかれました。
ジャズを熱心に聴き始めた頃は、レコードかCDでしたので、ジャケットの写真とライナーノーツから演奏者を思い描いていました。ですから、モンクのライブの実写を見たのは、ずっと後になってから。と51VuW8Ty3yL.jpg51VuW8Ty3yL.jpgても驚きながらも納得!の姿でした。子供が大きな白い紙に向かって、自由な色で絵筆を降り下ろしながら、無心に描いているような印象を受けました。そして天才的なオーラを。
この曲はモンクの代表的なブルースの一つですが、「水なし、ストレートで(お酒)」という意味で、彼の自伝映画のタイトルにも使われています。
私には「ストレート」というよりも、行きつ戻りつ、くるくる回って「チェイサー・追跡者」をけむに巻いてしまう、茶目っ気たっぷりの粋なブルースのイメージです。
沢山のミュージシャン、クールの代表マイルス・デイビスも好んで演奏しています。
私達カルテット、そしてクインテットでもモンクの多彩な世界を各々の色で自由に描いていきます。


confirmation.jpg「コンファメーション」
アルトサックス奏者の「チャーリー・パーカー」作曲のジャズ・スタンダードナンバーです。
「ドナ・リー」、「ビリーズ・バウンス」等、どの曲もすぐに彼の作曲とわかるものばかりですが、そのひとつの特徴として、超絶技巧的なテクニックでメロディをあっさりと吹いて、それをテーマにしてしまっているところだと思います。初めてこの曲や「ドナ・リー」を聴いたとき、アドリブからいきなり入っているのかと思ってしまいました。それほど、スタートからハイテンションで飛ばし、音もリズムもこれでもか、というくらい密度濃く描き込まれています。ですから、アドリブに入ると一種の落着きのようなものを感じられます。これは、普通のスタンダードのテーマ→アドリブの’気持ち’のパターンと逆で、それくらいテーマに緊張感があると言うことかと思います。
いろんなミュージシャンたちのカバーがありますが、ピアノトリオでは、「トミー・フラナガン」のものは、軽快で楽しいです。テーマの部分で「あれっ」というところがあっても進んでいくのがジャズのいいところです。それから、盲目のピアニスト、作曲家「ジョージ・シェアリング」と「ドン・トンプソン(B)」のデュオがミドルテンポであたたかくて素敵な演奏です。私の好きなピアニストの一人、「バド・パウエル」の演奏もお勧めです。 私の「コンファメーション」もいろんなカラーを出してゆけたら、と思います。


Commentary on Mayumi Suguru. Coming Soon.


Commentary on Mayumi Suguru. Coming Soon.


Commentary on Mayumi Suguru. Coming Soon.


Commentary on Mayumi Suguru. Coming Soon.


『ラメント』
ラメントとは嘆き、遺憾、哀悼を表した詩や歌、楽曲を指し、歴史的にも13世紀の頃から、そのタイトルの作品が記録に残っているそうです。
カルテットのボサノバのレパートリーにも、アントニオ・カルロス・ジョビン作曲の「ラメント」があります。
こちらは、ジャズトロンボーン奏者の「J・J・ジョンソン」作曲のスタンダード・ナンバーです。YouTubeの映像の中で、ビブラフォン奏者のミルト・ジャクソンが紹介しているように「とても美しいバラード」です。
初めて聴いた時に、不思議な空気感、間合いを感じました。語りかけているようでいて、控えめで鎮まりをもつメロディ。でもその中に、ぐいぐいと惹き付けて盛り上っていく強さがあります。他の曲にはない流れの大きさ、心地よさは何だろうとずっと思っていたので、譜面をあらためて見てみました。なるほど、です。4小節単位のフレーズが全て四分休符から始まっているのです。「無音の時も音楽は流れているのです」と教わってきたことを体感した思いでした。
カルテットライブでも、皆様にゆったりとしたひと時をお届けいたします。


『もし私を見たら』
「Carl Sigman」作曲のジャズのスタンダードナンバーです。
「ビル・エバンス」や「ケニー・ドリュー」などのピアニストをはじめ、「ビリー・エクスタイン」のボーカル、「ソニー・スティット」のサックスなど多くの演奏をユーチューブで聴くことができます。ビパップの時代の洒落た雰囲気のバラードを楽しめます。
ところが、「ジャコ・パストリアス」の手によるこの曲を聴いてびっくりしました。「えっ、同じ曲?」と思うくらい、世界が違うのです。ベースという楽器がこんなに歌を奏でること、そしてスタンダードを新鮮に斬新に彩り、あざやかに聴かせてくれること・・・!私にとって貴重な一曲になりました。
カルテットでも、ベースフューチャーでスタンダードへの素敵なアプローチをお届けします。


Commentary on Mayumi Suguru. Coming Soon.


51ehz5F17XL__SL500_AA280_.jpg51ehz5F17XL__SL500_AA280_.jpg『ビリーズ・バウンス』
アルト・サックスの「チャーリー・パーカー」作曲のブルースです。
タイトルのバウンスは、弾む、跳ねるという意味で、テーマのフレイジングのグーンと伸びてパッと弾けるような愉しさそのものです。
1945年に発表された「サボイ・レコーディング」は、ビバップの時代の代表のような素晴らしいアルバムですが、そのメンバーにはまだまだ若者のマイルス・デイビスも参加しています。
ブルースでは一般的に「ブルーススケール」を使えば雰囲気を出すことは容易ですが、ただ、こころの歌を奏でることそのものでブルースなんだ、と実感させてもらえる深いアドリブに溢れています。ブルースは、魂の歌・・。あらためて、原点にもどって、演奏したいと思います。


『オールブルース』
felista_00001174611.jpgマイルス・デイビス作曲のブルースです。
コード進行をみると、普通のGブルースと同じ、G7、C7、D7を主体にしているのですが、全体的に漂う浮遊感は、モードという表現を通しての「魂の歌」です。さらに、3拍子のもつ独特の緊張感がより一層、マイルスの世界を研ぎ澄ませています。メロディはとてもシンプルで、ベースラインの繰り返す波の上にすーっとひろがって奏でられます。
ユーチューブでご紹介しているケニー・バロン、ロン・カーター、レニー・ホワイトの演奏は、そんなマイルスならではのブルースをピアノの魅力たっぷりに楽しませてくれます。14分の演奏時間、ぐいぐい引き込まれます。


Commentary on Mayumi Suguru. Coming Soon.


81cJ05m54LL__AA1500_.jpg81cJ05m54LL__AA1500_.jpg「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」
コール・ポーター作詞作曲のスタンダードナンバーです。1942年に発表され、映画の挿入歌でした。
邦題として「帰ってくればいいのに」とありますが、本来は、「あなたが待っている家に帰って来られたら(行けたら)すばらしいだろう」という意味なので、歌い手としては立場が逆になります。
いつも私はインストルメンタルでの演奏ですので、その辺のことには無頓着でしたが、改めて調べてみて、この邦題があまり一般化していないことに納得しました。
これまでカルテットでは、ギターフューチャーのアップテンポのアレンジが多かったのですが、ボーカルの方との共演で、キィーもテンポも変化して、また新しい「ユード・ビー・ソー~」に出会えます。
私と同世代の方にはなんといっても、テレビコマーシャルで流れた『ヘレン・メリル』の大人の渋く切ない、そして強さを感じさせる歌声が鮮烈に耳に残っているのではないでしょうか。時を経て今もなお…。


『Cジャム ブルース』
41P0SZ4SJ9L.jpg1941年にデューク・エリントンが作曲した時のタイトルは、「”C” BLUES」。翌年、デューク・エリントン楽団によって録音されたときに、「Cジャム ブルース」というタイトルになったそうです。
♪ソソ ソソ ソソ ソード♪ を3回繰り返すのみのシンプルなブルースですので、ジャムセッションにはとても人気のあるブルースです。後に歌詞がつけられ、ヴォーカルバージョンでは、「DUKE'S PLACE」というタイトルもついているそうです。
私が、一番初めにこの曲を聴いたのは「オスカー・ピーターソントリオ」で、ピックアップソロ(曲の間に前置きのようにする短いソロ)が、とてもカッコよく印象的でした。その後、ジャズピアノの納谷嘉彦師匠より、ススメられた「レッド・ガーランド」の「GROOVY」というアルバムの一曲目に「Cジャム ブルース」が入っていて、本当によく聴きました。このアルバムは、レッド・ガーランドにとっても、代表的なもので、私のおススメの一枚でもあります。左手のバッキングのリズムと右手のシングルトーンの軽快でありながら、石を置くようにズンズンとこころに響いてくる一音一音が心地よく、引き込まれます。トリオのメンバー「ポール・チェンバース」(Bass)、「アート・テイラー」(Drms)も素晴らしいです。アルバムタイトル通り、グル―ビーなサウンドをお楽しみいただけます。
やっぱりブルースは、ジャズの共通語。またみんなとセッションしたくなります♪。


51W6iEltPCL.jpg51W6iEltPCL.jpg『キャラバン』
1935年に「デューク・エリントン」と、エリントン楽団のトロンボーン奏者「ファン・ティゾール」が作曲しました。アラビアンナイトのような音階を使ったメロディがとても印象的です。サビは基本的に4ビートで、ガラリと雰囲気が変わりますが、違和感なくまた元のアラビアンなメロディに移っていきます。過酷な自然、灼熱の砂漠をただひたすら歩いて旅するキャラバン(ラクダなどを使って交易をしていた商人たちの団体)たちを通りすぎて行くひと時の風のようです。
デューク・エリントン楽団の十八番でもありましたが、たくさんのアーティストにカバーされ続けています。ハイスピードで攻め込むようなアドリブとドラムの激しいリズムの演奏が多く、やはり砂漠の暑さのイメージでしょうか。
カルテットもライブでよく演奏していますが、2年前の「納谷嘉彦ピアノ教室ミニライブ at LOVELY」で弾いたのも懐かしいです。


『我が心のジョージア』
51QzUHKegqL.jpg51QzUHKegqL.jpgジャズ、ブルースのスタンダードナンバーであり、1970年代にアメリカ合衆国のジョージア州歌となっています。
1930年にホーギー・カーマイケル作曲、スチャート・ゴレル作詞で発表されました。ホーギー・カーマイケルは、同じくスタンダードナンバー「スターダスト」の作曲者としても有名です。
412V91A59DL.jpg412V91A59DL.jpg歌詞の「ジョージア」が地名を指すと同時に、恋人の女性の名前を示しているともいわれます。
1960年頃に「レイ・チャールズ」が大ヒットさせ、日本でもいろんなコマーシャルに使われてお馴染みのナンバーとなりました。実に多くのミュージシャンにカバーされています。
切々と歌う哀愁漂う前半の部分からサビに移り、繰り返されるフレーズが少しずつ変化し、徐々に徐々にこころを惹き付けていきます。そして想いが堰をきったようにドラマチックに盛り上がりをみせます。決して奇抜なメロディーラインでもなく、沢山の音を使っているわけでもないのですが、こころに切々と響いてくるのです。素晴らしい曲だと、あらためて思います。
私たちも演奏する時は「我がこころの○○」を胸に、皆様にお届けいたします。


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51SiY5XEeXL__SL500_AA300_.jpg51SiY5XEeXL__SL500_AA300_.jpg『サマータイム』
ジョージ・ガーシュウィンが1935年のオペラ「ポーギーとベス」のために作曲したアリアです。
ガーシュウィンはポプュラー音楽だけでなく、クラシック音楽界でも活躍し、管弦楽曲、室内楽曲、歌曲など数多く残しています。「ラプソディー・イン・ブルー」では、ジャズとクラシックを融合させた代表作品として世界的に高い評価を受けました。
「サマータイム」はオペラの中で、生まれたばかりの赤ん坊に歌いかけるブルース調の子守唄です。これまでに2600を超えるカヴァーが出ているそうで、私が初めて聴いた「サマータイム」もかなり速いテンポだったため、元が子守唄とは思いませんでした。ビリー・ホリディの歌を聴くと、この曲の深い意味、1920年代のアメリカの黒人たちの過酷な生活の中での子どもたちへの祈りを感じます。
2年くらい前にカルテットでもよく演奏していましたが、最近またライブで取り上げているナンバーです。サックスのMariさんともご一緒しましたが、また新しい感覚で曲をとらえたり、アレンジしたり・・♪ シンプルな故に楽しみが大きく広がる曲だと再認識しました。


274ea1909fa0fd832ed1f110_L.jpg『テイク・ファイブ』
ディヴ・ブルーベック・カルテット制作アルバム「タイム・アウト」(1959年)に収録されています
作曲者は、アルトサックス奏者のポール・デスモンドです。 ピアノのバッキングがあまりにも印象的だったので、この曲に出会ったころはてっきりディヴ・ブルーベックの作曲とばかり思っていました。後にポールの作品と知り、バンドとしてのアレンジとチームワークの素晴らしさがこの曲の大ヒットにつながっていると納得しました。
4分の5拍子の変拍子が特徴で、アドリブは、イントロの部分の2つのコードだけで展開されていきます。初めに聴いたアルバムでは、ピアノのアドリブは無く、ドラムソロのみでしたが、ライブバージョン等には、ブルーベックのアドリブもあり、ピアノ弾きの私としてはますます聴く楽しみが増えました。
タイトルの意味には、「5拍子で」、そして「(5分程度の)休憩をしよう」という2つの意味が込められていて、演奏時間も5分24秒!こちらも洒落ています。
1980年後半に、某栄養ドリンクのCMバックに流れていたので、懐かしさを感じる方も多いのでは・・。
都会的な緊張感の中に抒情的なせつなさを感じさせる不思議な雰囲気に魅かれ、私もレコードで何度も聴いたものでした。
カルテットでも、そんな厳しさの中に生きる人たちのこころに、くつろぎのひと時となるような演奏をお届けできたら、と思います。


『A列車で行こう』
ジャズのスタンダードの代表格の曲です。1939年にデューク・エリントンが楽団のピアニスト兼作編曲者のビリー・ストレイホーンに作詞・作曲を依頼して作られ、1941年エリントン楽団の演奏で大ヒットしました。以来、エリントン楽団のテーマ曲としてもお馴染みです。
41DV270X4NL.jpg41DV270X4NL.jpg「A列車」とは、ニューヨーク市のブルックリン東地区からハーレムを経てマンハッタン北部を結ぶ地下鉄8番街急行のことです。同じ路線でも「A」は快速、「B」と「C」は各駅停車になっているため、『音楽、ジャズの街に急いで行くのなら、「A」列車に乗らないといけないよ♪』という意味のタイトルと歌がついているそうです。
多くの人たちに愛される曲ですから、アレンジも様々です。エリントン楽団のようなビッグバンド向けのアレンジがよく聴かれますが、ピアニストのものをインターネットであらためて検索してみると、リチャード・ティーとスティーブ・ガットのデュオ、ダイアナ・クラール、ミッシェル・ペトルチアーニ等々、個性豊かな「A列車」が続々と発車です。
2013年12月の「明泉寺チャリティーコンサート」でもミカさんのマリンバ用にドラムのスティーブ・ガッドさんがアレンジしたこの曲を聴くことができました。
私達も「カルテットA列車」で、皆さんを目的地まで楽しくノリノリでご案内します。


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『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
1954年バード・ハワードによって作詞作曲されましたが、その時は「In other words」というタイトル(歌詞の中にも出てくる言葉です)で、3拍子でした。3拍子の譜面を弾いたことがありますが、ずいぶん雰囲気が違いました。
現在のお馴染みの「フライミー」が登場したのは1962年、作・編曲家のジョー・ハーネルが4拍子のボサノバ風に書き直してからのことです。数年後アメリカでアポロ宇宙船が月に向かって打ち上げられ、世界中の話題になり、この曲が一種の時代のテーマソングのように扱われたそうです。私もリアルタイムでニュースを見られたラッキーな一人です。(笑)
私は、「オスカー・ピーターソン」、「ケニー・ドリュー」等、ジャズピアノトリオでの演奏を以前はよく聴いていましたが、最近は「ダイアナ・クラール」のキレのあるヴォーカル&ピアノで歌詞をたっぷり楽しんでいます。
カルテットライブでは、時にはボサノバ、時にはジャズテイストで、春のおぼろ月や秋の輝く月にご一緒いたします。


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『アンフォーゲッタブル』
この曲は、1951年のナット・キング・コールのヒット曲でした。それを娘のナタリー・コールが、父親の死後、オーバーダビング(録音済みの音声の上から、さらに別の音声を重ね録りすること)によって、父親の歌声とのデュエット版を完成させました。まるで二人がその場で一緒に歌っているかのようなその作品は、全米で大ヒットし、1992年のグラミー賞の3部門を受賞しました。
この楽曲自体の素晴らしさももちろんですが、ナタリー・コールが小さな頃より父親から、愛されずっとずっと大切に育まれたこころが音楽のなかに溢れていて、私達にやさしさや安らぎを届けてくれるのを感じます。
世代や時空をこえて生き続けるもの、愛。私達カルテットもその想いを込めて、この曲を奏でます。


Misty.jpg「ミスティ」
ジャズ・ピアニストの「エロル・ガーナ―」によって、1954年に作曲されました。ジャズのスタンダードの中でも代表的なバラードですが、優しく親しみのあるメロディーは、ポピュラーなど他のジャンルのアーティストにも好まれ演奏されています。また、BGMのナンバーとしても人気があり、いろんなシーンで一度は耳にしているお馴染みの曲です。
エロル・ガーナ―がこの曲のメロディを思いついたのは、ニューヨークからシカゴへ移動中の飛行機の中。でも彼は楽譜の読み書きができないため記録することができず、そのメロディを忘れないように必死に反覆し続け、シカゴのホテルに着くや否や、ピアノで弾いて録音しメロディを残せたそうです。タイトルは、この話と曲を聴いた彼の友人が「霧(ミスト)のようにぼんやりした曲」と評したことから付けられました
私もこの曲のふんわりした雰囲気が好きで、かつてソロライブの時の一曲目としてよく弾いていました。まだどんな色もついていないその空間、霧の中からスタートして、やがて私なりの景色が広がってゆく・・、あらためて、そんな想いで弾いてみたくなりました。


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『サテン・ドール』
1958年デューク・エリントン楽団によって有名になりました。作詞はジョニー・マーサー、作曲はデューク・エリントン&ビリー・ストレイホーンとありますが、いろいろな資料をみてみると、デューク・エリントンは、クレジットだけのようです。
(このことは「A列車で行こう」も同様)
貧しく恵まれない環境で育ったビリーですが、素晴らしい音楽の才能を持つ彼は、高校生時代に楽器無しでスコア譜をおこしていたそうです。アルバイトを続けながら、音楽を続けていた頃、デューク・エリントンに出会い、作・編曲、ピアニストとして認められ楽団の仕事につくことが出来ました。
これまではあまり作曲家自身に関心を持つことはありませんでしたが、いろいろ調べていくと更にその楽曲が身近に感じられるようになります。
この曲はこれまで、オスカー・ピーターソンのピアノトリオをよく聴いてきましたが、「ジョー・バス」のギターバージョンのこの演奏が、『サテン・ドール』という魅惑的な女性に寄せる男心を綴った歌詞のイメージにもぴったり!だと思います。
カルテットでは、どんな素敵な「サテン・ドール/素敵な君」を彷彿とさせることができますでしょうか。


『朝日のごとくさわやかに』
51-HQRRfJHL__SX355_.jpg1928年シグマンド・ロンバーグが作曲し、オスカー・ハマースタイン2世の作詞が歌詞として付けられています。ジャズのスタンダードとして、とても有名な曲ですが、初めにミュージカル「新しい月」の中で演奏されたのは、タンゴのリズムによるものでした。その後、ジャズミュージシャンに演奏されたことで、多くの人たちの間に親しまれてきました。
初めてこの曲を聴いたとき、私にはタイトルと曲調が結びつかない、と感じてしまいました。マイナー(短調)で始まり、サビでかすかに明るさ(長調)が見えたかと思うと、すぐにまたマイナー(短調)に、しかもさらに悲しげにメロディが歌います。「さわやかな朝の情景」をタイトルから想像していたことが間違いだったと、今回歌詞をしっかり読んでわかりました。内容的には、失恋を悔やむ、恋愛の推移をせつなくうたっています。
私のおすすめの演奏は、やはりウィントン・ケリーのものです。ジャズを本格的に習い始めた頃、師匠の納谷さんから教えていただき、石を置いていくような音の粒立ちから、ブルーステイストのフレーズなど、とても勉強になりました。


51eZkWhCSsL.jpg51eZkWhCSsL.jpg『ブルー・モンク』
ピアニスト、『セロニアス・モンク』作曲のブルースです。
偉大なる先人、巨匠たちの演奏をレコードやCDで何度も聴いてコピーしたりしてきました。今は、パソコンなどで彼らのライブ映像も簡単に観ることが出来るようになり、本当に素晴らしいことです♪
このユーチューブは、私が初めてモンクの姿を拝見!したもので、かなりの衝撃と納得を受けました。彼のおもちゃ箱を広げたような不思議な空間と打鍵、リズムがぴったり私の中に収まった映像でした。
ブルースが魂の歌といわれますが、モンクのこころがピアノを介してストレートに伝わってくる、私のお気に入りの一つです。


『ルート66』
1946年にアメリカのジャズピアニスト「ボビー・トゥループ」が作詞・作曲したポピュラー・ソングですが、今ではジャズのスタンダードとして大変有名です。
タイトルの「ルート66」は、イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカ(ロサンゼルス郊外)を結ぶ国道66号線のことで、歌詞には沿線各地の地名が登場して楽しく、軽快で覚えやすいメロディーが愛され続けています。ナット・キング・コールが歌いヒットし、今では誰もが知ってるスタンダード・ブルースの一曲です。
昨年、「クインテット」のメンバーMariさん(アルトサックス)が、初めて私達のライブに飛び入り参加してくれた時も、この曲なら直ぐにOKということで、一緒に演奏しました。(2013.6.18 メゾン・ド・ヌーヴォーコンサート・リポートをご覧ください。)思いで深い一曲になりました。


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B00D4U9S5Q_01-A2KAVP39WOVYMY__SX420_SCLZZZZZZZ_V383286503_.jpgB00D4U9S5Q_01-A2KAVP39WOVYMY__SX420_SCLZZZZZZZ_V383286503_.jpg「昔は良かったね」という邦題がついています。メジャーのブルースで、歌い出しの三連符のかけ上がるメロディーにワクワク感がいっぱいです。
518b-9YNIPL.jpg518b-9YNIPL.jpg作曲は、デューク・エリントンの息子でトランペット奏者の「マーサー・エリントン」です。オリジナルは、もちろんデューク・エリントン・オーケストラでの演奏でした。
このコメントを書くに当たって、デューク・エリントン・オーケストラの現在までの有りようを知る事ができました。現在のピアニストの方は、できるだけ、エリントンの書いた譜面、表現に忠実に演奏するそうです。その上で、「オリジナリティを保ちながら、新鮮さを失わない」。とても大変なことです。
そして、ドラマー「スティーブ・ガット」率いるバンドの演奏にも同様の事を感じました。ユーチューブには、約30年前の同曲のライブ版もありますが、その頃の演奏の味わいと、この音源の演奏の味わいが各々に素晴らしいのです。常に「進化」し続ける姿に感動します。
「昔はよかったね、そして今もずっと良いね♪」そんな歌が聞こえてきます。


『サンバ・デ・オルフェ』
映画「黒いオルフェ」の中で流れている曲で、作曲は「ルイス・ボンファ」です。有名な「カーニバルの朝」(タイトル曲として親しまれている曲)も彼の作品です。この映画のサウンドトラックをアントニオ・カルロス・ジョビンが手掛けているので、うっかり作曲者を間違えてしまいそう、なのは私だけでしょうか。
バンドとして一番初めにトライしたサンバです。以前は、ボサノバを中心に演奏することが多かったので、この曲もよくライブで聴いていただいてきました。
今、カルテットはジャズのナンバーを主体にして演奏していますが、この曲は「黒本」、ジャズのスタンダード本にもちゃんと載っています。
渡辺貞夫さんやオスカー・ピーターソンのライブなど、いろんなジャズミュージシャンも取り上げているスタンダードです。
カルテットも、明るいブラジルの陽射しを感じられるシンプルでストレートなメロディをウキウキワクワクするリズムにのせてお届けします。


31BD5T3RM3L__SL500_.jpg31BD5T3RM3L__SL500_.jpg『波』この曲は「イパネマの娘」と同じくらい日本で有名なボサノバ・ナンバーです。作曲はあの「アントニオ・カルロス・ジョビン」。「WAVE」はアルバムタイトルにもなっています。
9784845618712-thumb350x.jpg9784845618712-thumb350x.jpgギターの軽いタッチのイントロから始まり、フルートとホルンの呼応する音色が響き合い、そこに広々とした景色を生みだします。シンプルなピアノのメロディが、さわやかな風を心地よく運んでくれるような・・。オリジナルの演奏には、そんなイメージがあります。
最近カルテットでは、「黒本ウェイブでいきましょう」というのが、合言葉になっています。「黒本」とは、ベーシスト納浩一さん編「ジャズ・スタンダード・バイブル」のことです。(表紙が黒いです。)そこにもしっかり載っている様に、ジャズのプレイヤー達もこぞってウェイブを演奏しています。ジョビンのボサノバ・ウェイブとはまた違ったジャズのテイストですが、素敵な波がわき起こります。
私達カルテットも今までのボサノバアレンジとはちょっと違う「黒本ウェイブ」で、ジャジーな波をお届けします。


「ブルー ボッサ」
51qJWhZDZ5L.jpg51qJWhZDZ5L.jpgトランペット奏者ケニー・ドーハムが作曲し、サックスのジョー・ヘンダーソンがファーストアルバム「PAGE ONE」で発表しました。
ボサノバのタイトルですが、ジャズミュージシャンもスタンダードとして演奏している曲です。私もジャズピアノを勉強し始めて1年くらいして、ジャズボッサの練習として取り組んだ曲です。
一つのメロディパターンが、順番に1音ずつ下がって繰り返されるだけのとてもシンプルな曲です。そのシンプルさ故に、リズムの深さ、タメの心地よさが、際立ちます。
逆にその大切なツボをおさえないと、平板な曲に留まってしまいます・・。このことは、どんなジャンル、楽曲にも通じる事ですが、私たちも演奏する機会が増えるにつれ、またバンドの中でのコミュニケーションが密になるにつれ、その意識が強まってきました。シンプルなこの曲にのせて、心地よいラテンの風を吹かせます。


『おいしい水』
5132GKPxcLL.jpgアントニオ・カルロス・ジョビンの意気なボサノバナンバーの一曲です。
イントロから、辛口のキリッとしたフレーズでいきなりスタートします。とてもインパクトがあります。私達カルテットでは、この部分をピアノとベースで、コール&レスポンス(呼びかけと応答)の様に演奏しています。
曲のテーマに入ってからも、ゆったりとした音使いなのですが、半音をよく使うメロディーだからでしょうか、全般にとても緊張感が漂っています。そこから自然に、おいしい水の心地よい冷たさが伝わってくるようです。
この緊張感のある空間を、自由に流れるように、そして深く響くベースを中心としたサウンドがカルテットの特徴。
「カルテット印のおいしい水」をライブで是非お楽しみください。


邦題は「想いあふれて」です。アントニオ・カルロス・ジョビンの曲は本当に多彩な色あいに満ちています。
51euh7WMrrL__SL500_AA280_.jpg51euh7WMrrL__SL500_AA280_.jpgこの曲はアップテンポで、イントロからちょっとスリルを感じる始まりです。前半をマイナーキィ(短調)でうたいますが、途中で「タタッタッター!」とキメが入ると、一気に場面転換です。まるで雲がきれて太陽の日差しがサーッと辺り一面を照らすような明るさです。後半は、リズムのキメが随所に見られるので、バンドで演奏する時、本当にスカッと気分爽快になります。「MHQ4」では、やっぱりドラムスの福田さんお気に入りの一曲です。「いいっすねぇ!」の声が聞こえてきそうです。
2012年12月の明泉寺ミニコンサートでは、チェロの小林さんとの共演曲にしました。



『サマー・サンバ』、『So Nice/ソー ナイス』という英語のタイトルも付いています。タイトルの通り、夏になると私たちも演奏しています。マルコス・ヴァ-リ作曲の代表的なサンバの一つです。41B2VSNRFJL__SL500_AA300_.jpg
3年前に彼が来日した時、名古屋ブルーノートでのライブを聴きに行かせていただけるというラッキーな機会がありました。そのうえ楽屋にも案内していただき、直接お話を伺うこと51-+MKpwNSL__SL500_AA300_.jpgもできました。その時のお話の中で、この曲は「波乗り、サーフィンをしているように歌う(演奏する)といいよ」とアドバイスいただきました。一年、二年と演奏を重ねるにつれ、何度も繰り返されるフレーズに波を重ねるイメージを自然に感じられるようになり、ヴァ-リ氏の言葉をあらためて思い出しています。
私はこの曲を、ダイアナ・クラールの歌とピアノでよく聴いています。彼女の演奏は、砂浜でクリスタルグラスに氷がキラリ、そんな絵が浮かびます。


私たち「カルテット」は、ピアノ、ギター、ベース、ドラムで構成しています。ボサノバを演奏する場合一般的には、コード音はギターにお任せしてピアノは、右手のメロディーのみを受け持つことが多いですが、私達はそこにジャズ的な要素を織り込んで、ピアノも左手・テンションを含んだ和音をしっかり響かせています。『MHQ4』独自のジャズボッサを目指しています。31H6Q9NDA6L__SL500_AA300_.jpg
この「ラメント」はそんな『MHQ4』サウンドの代表的な一曲です。作曲はボサノバの帝王『アントニオ・カルロス・ジョビン』。私の大好きなアルバム『WAVE』に収録されていますが、オリジナルは意外に軽いタッチのオーケストレ-ションで演奏されています。
私がソロ活動の頃から好んで弾いていた曲でしたので、バンドで演奏出来るようになって本当にうれしいです。
ライブでも、4人それぞれの持ち味を十分お客様に楽しんでいただいています。何よりも、私達がノリノリで演奏しています。
哀愁が漂いながらも凜としたメロディー、風が沸き起こるようなサビの盛り上がり後、湖面に水紋が広がる静けさがやってきます。美しい景色が次々めぐってゆきます。


『ハウ インセンシティブ』、邦題『お馬鹿さん』。作曲はボサノバの帝王「アントニオ・カルロス・ジョビン」です。img_283077_30809608_0.jpgアントニオ・カルロス・ジョビンこの曲はボサノバだけでなくジャズのスタンダード集に掲載されているほどに、多くの人達に好まれています。静かでつぶやきのようなメロディが凪に揺れる小舟のように流れていきます。
初めてこの曲を聴いたのは『小野リサ』さんのボーカル入りの演奏でした。「静かなボサノバ」という印象でしたが、実際にピアノで弾いみて、私の好きな、たっぷりとした音域のメロディラインの美しさに魅了されました。
カルテットで演奏するときは、武田さんのベースでもその美しいメロディを味わっていただけます。
先日の我が師『納谷嘉彦』ピアノ教室ミニライブでも、カルテットを代表する一曲として演奏しました。舘さんの柔らかなギターと福田さんの渋目のドラムスとともに、他にはないカルテットならではの『ハウ』をお届けします。


私がこの曲と出合ったのは、ジャズピアニスト『益田幹夫』さんのアルバム『Black 41P8ACJHM2L__SL500_AA300_.jpgDaffodils』(黒水仙)を買った15年程前です。近所のオープンしたばかりのCDショップで偶然手にしたアルバムに付けてあった店長さんのメッセージにひかれました。
「日本Jazz史上最も感動的な作品です。難病、事故による手のハンディを乗り越えた1枚です。70年代には圧倒的なセンスとテクニックで頂点に行った男が復活した今作は、最小限の音数で表現してます。Milesと同質の何かがあります。」
その熱い言葉通りのアルバムでした。その中の一曲です。美しい旋律と少しアップ気味のジャズボッサ風の演奏で、大好きなナンバーになりました。アントニオ・カルロス・ジョビンの作曲だということは随分後で知りました。
カルテットやソロでは、もう少しゆったりとしたテンポで演奏しています。


『イパネマの娘』
『WAVE・波』と並んで、日本ではお馴染みのボサノバナンバーです。作曲は、こちらもボサノバの帝王「アントニオ・カルロス・ジョビン」。
彼の作品はどれもメロディラインが美しく、一度聴いたらすぐに鼻歌にでてくるくらいこころに残ります。ですからボサノバミュージシャンにとどまらず、ジャズや他のジャンルの方たちに幅広くカバーされています。
作詩はブラジル政府の外交官でジャーナリストでもある詩人のモライス。当時、ジョビンやモライスたちが集まっていた、リオデジャネイロのイパネマ海岸にあったバー「ヴェローゾ」の近所に住んでいた美少女をモデルとして、この曲が作られました。
女性シンガーが歌った場合、題名を『The Boy from IPANEMA』として、内容も女性の立場からに変える場合もあります。
20年近く前に「ダイアナ・クラール」の演奏で、私は初めて『♪The Boy From Ipanema~♪』と歌っているのを聴きました。女性シンガーがボサノバをジャズテイストできりりと歌い上げていることに新鮮な驚きを感じました。
インストゥルメンタルでお届けするカルテットでは、『The Ghrl and The Boy from Ipanema』でしょうか♪


51QZ6zI4RlL.jpg「コルコバード」
アントニオ・カルロス・ジョビンの作ったボサノバの静かなナンバーです。邦題も歌詞の内容から「静かな夜」となっています。タイトルの「コルコバード」は、ブラジルのリオデジャネイロにある丘の名前で、頂上には1931年に建てられた巨大なキリスト像があり、この街のシンボルにもなっています。観光用の写真にも多くみられるこの景色はとても印象的で、日本から遠く離れた異国の風土、文化等すべてを感じさせられます。
イントロの歌いだしのメロディの7つの音、ラシドシラミレミ~、からあふれるせつない情感は、作曲者アントニオ・カルロス・ジョビンの偉大さを物語っていると思います。ボサノバのスタンダードとして、多くのミュージシャンに愛され、カバーされています。「静かなそして、熱いリオの風」と「コルコバードの丘の風景」をこころに描きながら演奏します。



『マスカレード』
4140WRKWH6L.jpg4140WRKWH6L.jpg日本語にすると「仮面舞踏会」という意味ですが、邦題も「マスカレード」です。日本の文化にはない、その謎めいた雰囲気を表すには、原語が一番しっくり合うのだと、曲をじっくり聴くと納得します。
1972年にレオン・ラッセルが作詞・作曲し、自身のアルバムで発表しました。レオン・ラッセルは「ソング・フォー・ユー」、「スーパー・スター」でもお馴染みです。
後にカーペンターズやジョージ・ベンソンによりカバーされ、全米で大ヒットし、ジョージ・ベンソンはこの曲「マスカレード」でグラミー賞を受賞しました。
カバーするアーティストによって同じ曲がいろんなカラーになりますが、ジョージ・ベンソンの歌には独特の艶っぽさがあり、カーペンターズのさわやか系カバーをずっと聴いてきた私には、また新しいこの曲の魅力を知るきっかけとなりました。
カルテットの「仮面舞踏会」ではどんな幕が開くのでしょうか。お楽しみに♪


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『ワン・ノート・サンバ』
41ejhqEVNML__SL500_AA300_.jpg41ejhqEVNML__SL500_AA300_.jpgブラジルでは「ソの音のサンバ」と呼ばれるように、「ソ」の音の連続でメロディーが紡ぎ出されています。
作曲はボサノバの帝王「アントニオ・カルロス・ジョビン」、作詞は彼の幼なじみの「ニュートン・メンドンサ」。英語の歌詞はジョビンがもとの詞を大切にして、自分自身で書いています。ニュートンは32歳の若さで心臓発作のため亡くなっていますが、他にも「デサフィナード」などジョビンと一緒に名曲を残しています。
カルテットはインストゥルメンタルのバンドですので、あまり歌詞に触れることはないのですが、「ワン・ノート(一つの音)」に「恋人」の意味を託して、音楽を語りながら恋心を歌った詩がついていることも、こうしてレパートリーをご紹介する機会にいろいろあらためて勉強?することができます。
でもこの曲を聴いていても、たった一つの音とは思えないところが、作曲者ジョビンの偉大さ。コード、和音による響きが多彩な広がりと輝きを、そして心地よいリズムの刻みが耳とこころにやさしいくおおらかな揺れをもたらします。
皆様もカルテットライブで、「たった一つの音」をお楽しみください。


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51TK3E7Gu8L__SS500_.jpg51TK3E7Gu8L__SS500_.jpg『虹の彼方に』
1939年のミュージカル映画「オズの魔法使い」でジュディ・ガーランドが歌った劇中歌です。その年のアカデミー歌曲賞を授賞しています。
作曲のハロルド・アーレンが「オズの魔法使い」の映画音楽作曲を依頼され、その構想中、妻とお芝居を見に行く時に、メロディと「Somewhere Over the Rainbow」というフレーズを思い付いたのが、曲のできたきっかけだそうです。
当時、映画撮影所幹部たちからは、14歳の少女(主人公ドロシー)が歌うには大人びた歌で相応しくない、との意見がでていました。プロデューサーのアーサー・フリードが猛反対しなけば、歌唱しているシーンはもう少しでカットされてしまうところでした。
結果的に映画公開後、大ヒットし、スタンダード・ナンバーとして世界的に広く親しまれ、沢山の人達にカバーされ続けています。
カルテットでも、共演する方によってジャズバラードになったり、ボサノバのリズムになったり、と、いろんなバージョンでお楽しみいただいています。


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41SCEPK5NNL__SL500_AA300_.jpg41SCEPK5NNL__SL500_AA300_.jpg『黒いオルフェ』
1959年の映画「黒いオルフェ」のテーマ曲として、日本でも有名なボサノバのナンバーです。「カーニバルの朝」と呼ばれる別邦題もあります。作曲はブラジルの代表的作曲家で名ギタリストのルイス・ボンファ。演奏ではブラジルを代表する名ギタリストのバーデン・パウエルのものが有名です。
この映画の音楽は、ボンファとアントニオ・カルロス・ジョビンの二人が担当しましたが、ブラジル独自のサンバにモダン・ジャズのセンスを取り入れたボサノバという新しい音楽が全世界で人気を博す大きなきっかけになりました。
メロディはマイナーで静かに語りかけるように流れていきますが、奥底にある熱い情熱がそこはかとなく感じられ、ブラジルのカーニバルにみられる激しいエネルギーを思い出させます。派手なサビなどありませんが、エンディングの三連符の繰り返しが、魂の叫びのように響いてきます。
私たちカルテットも、その秘めた情熱を演奏に託します。


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「メディテーション」
71lfsNE7n4L__AA1500_.jpg作詞ニュートン・メンドンサ、作曲アントニオ・カルロス・ジョビンによって1959年に創られたボサノバ初期の傑作で、ボサノバとしてはもちろん、ジャズ、イージーリスニング等、多くのジャンルのミュージシャンたちによってカバーされています。
「メディテーション」は「瞑想」、「黙想」という意味ですが、ジャズ・スタンダード・バイブル(通称黒本)には、邦題として「夢のボサノバ」と記してあります。メロディは穏やかで、音の起伏もほとんど無く、まさに瞑想しながら、まったりとした気分で聴くのに最適です。オリジナルのアントニオ・カルロス・ジョビンの演奏では、オーケストラをバックにピアノのシングルトーンでメロディを奏でる、さわやかなイメージですが、同じ楽曲でも、ピアニストのジーン・ハリスの手にかかると、熱い想いがほとばしり、めくるめく瞑想(?)の世界を描いています。スタンダードの面白さは、演奏者によって様々な描かれ方を楽しめる、思いがけない展開を楽しめることだと納得します。そして、シンプルな曲ほどに、様々な彩りに輝きます。
私もソロ演奏の時、そして「カルテット」での演奏の時、どんな時も深い想いを胸にピアノを弾きます。


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『デサフィナード』
1959年に発表されたボサノバの曲ですが、後にジャズのスタンダードとしても定着しました。
作詞はニュウトン・メンドンサ、作曲はアントニオ・カルロス・ジョビンです。
ポルトガル語「デサフィナード」の意味は、「音痴」または「音はずれ」ですが、その名の通り、途中のメロディーとコードが不思議な展開をみせています。
アントニオ・カルロス・ジョビンのトツトツとした歌を聴いていると、その雰囲気がよく伝わってきます。 でも、そのやんわりとしたメロディーが、スタン・ゲッツを介して奏でられると、朗々と流れ出て止むところを知らない自由で粋な歌となります。
同じ曲でも奏者、アレンジによって様々に輝くのが、聴く者、演奏する者にとっての一番のお楽しみです。カルテットの「デサフィナード」は、どんな彩りが出るのでしょうか♪。


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『アントニオズ・ソング』
タイトル通り、ボサノバの帝王「アントニオ・カルロス・ジョビン」に捧げられた歌です。作詞作曲は「マイケル・フランクス」という、元大学教授のシンガーソング&ライターです。
この曲の歌詞をあらためて読み、意味を知って、歌・音楽のもつメッセージ性の偉大さを感じました。 人間はみな平等であり、権力によって強いもの弱いものがあってはならない、自由を求め希望を胸に歌おう、虹の光をめざして・・。
こころから平和を願うマイケル・フランスが尊敬するアントニオ・カルロス・ジョビン。ジョビンのブラジル人としての在り方、人間性、深い想いまでも、私自身に気付かせてくれました。
曲はマイナーで、どこか懐かしいようなメロディがこころにしみます。決して重く暗くならず、語りかけてくる歌声に耳をかたむけます。
カルテットでこの曲をまた演奏したくなりました。


Commentary on Mayumi Suguru. Coming Soon.


『ザ・ルック・オブ・ラブ』
「恋の面影」という邦題がついています。1967年に発表され、映画「007 カジノ・ロワイヤル」の挿入歌として、英国のポップス歌手「ダスティ・スプリングフィールド」が歌い、ヒットしました。その後、「セルジオ・メンデス」がカヴァーしたものにより、更に幅広く知られるようになりました。
私は「ダイアナ・クラーク」のバージョンから聴き始めましたので、逆に時代をさかのぼる感じで、いろんなアーティストのものを聴きました。
偉大なるアーティストは、同じ曲でも、楽曲を越えてその人のカラーで違う世界に引っ張っていってくれることがよくわかります。
私たちも、カルテットにしか出せないサウンド、ハーモニーを大切にして、皆様にお届けします。


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『ストリート・スマート』
日本語にすると「都会暮らしの常識、きびしい都会で生きていく知恵」「学校では教えてくれない知恵」という様な51FMzlz79OL__SL500_AA300_.jpg51FMzlz79OL__SL500_AA300_.jpg意味になります。
作曲は、偉大なるジャズメン、ベーシスト・エディ・ゴメス、ドラマー・スティーブ・ガッド、ピアニスト・リチャード・ティーの合作です。
「明泉寺チャリティーコンサート」でマリンピストのミカ・ストルツマンさんが演奏されていた曲で、ライブのラストナンバーにピッタリ!盛り上がります。
シンプルなリズムのユニゾンから始まりますが、ワクワク感とスリル感が満ちていて、曲に一気にひき込まれます。
A、B、C、大きく3つの場面に別れていますが、ブルージーで陰りを感じさせるA、優しさと哀愁とが交錯するB、決意のたくましさを感じさせるC。都会=ニューヨークで懸命に自分を見失わないよう、日々を送るアーティストたちの姿をこの曲の中に感じています。
ある方のご縁で幸運にもこの曲の譜面に巡り会え、レパートリーとして加えさせていただき感謝しています。
どうぞ、私達のライブでニューヨークの風を感じてみてください。


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「ストリート ライフ」
51R6578101L.jpg51R6578101L.jpg51W2DiCmJ3L.jpg51W2DiCmJ3L.jpg60年代からジャズ・フュージョン界で活躍を続けるピアニスト「ジョー・サンプル」の作曲。オリジナル版は、1979年に、かつてジョー・サンプルがメンバーだった「クルセーダーズ」とランディー・クロフォードとのコラボで発表されました。1999年に「レイラ・ハザウェイ」との共演で出されたアルバム「The Song Live on」で新たなファンをつかみ再び大ヒットしました。

41BRAQR75DL.jpg41BRAQR75DL.jpg曲の始まりのバース(歌の導入部分)は、一応メロディーは決まっていますが、歌い手のこころのままに自由な表現のできるところです。いろんな人のカバーを聴いてると、バースの存在性をあらためて認識できます。

テーマに入ると一転して、ビートを効かせたドラムスとベースのリズム乗って、クールでホット、かつシンプルに、流れていきます。音数は少なくても、裏を感じるリズムの心地よさを体感できる一曲です。
私達もそんなグルーヴ、揺れをみなさんにお届けします。


『カンタロープ アイランド』
ピアニスト、ハービー・ハンコック作曲のジャズファンク。
私は納谷嘉彦氏にジャズピアノを師事してきました。レッスンでは、ジャズの歴史通り「ビバップ」の時代から順番に練習曲を進め、この曲は「SO WHAT」の次に取り組みました。「SO WHAT」で”モードとは?”と、さんざん悩んで、マイルスや、ビル・エバンス、コルトレーンまでコピーして何とか一曲仕上げました。じゃあ次はこの曲を、と師匠からのアドバイスもあって出会った曲です。
ロックのような強いビートとリズムパターンで始まります。聴く人達をイントロの始まりと共にノリノリにしてしまうちからのあるイントロです!この4小節(の繰り返し)を裏拍をしっかり感じて弾くことを何度も注意していただいたことを覚えています。
ちなみに「カンタロープ」とはマスクメロンのことです。「カンタロープ・アイランド」、神と天使が住まうという天空の島があり、そこに熟したカンタロープの匂いがたちこめ、その実を食べると不老不死になるという、幻想的なお話もあるそうです。
カルテットでは、舘さんのギターをフューチャーしてお届けしています。


『リオ・ファンク』
「リトル・バンピン」同様、こちらもギタリスト「リー・リトナー」の作品です。
「リー・リトナー」は1970年代前半より活躍していてフュージョン全盛期を代表するギタリストの一人です。ブラジリアン・リズムに影響され、アルバムにも多く取り入れられ、この曲もそのひとつです。タイトルもまさに「リオ(ブラジルの街の名称)・ファンク」です。
ドゥォンドゥォンというドラムスとベースのリズムが、いのちの喜びの躍動として、大地から空に向かって響きわたる様です。聴いていて思わず体が踊り出してしまうのは、ブラジルのカーニバルさながらです。それでいて、カラッとさわやかなのが、カリフォルニア生まれの彼の持ち味でしょうか。
ライブでは、メンバー各々のアドリブが更にお楽しみいっぱいで、一曲の15分もあっという間です。私達カルテットも、みなさんに時を忘れて音楽にひたっていただけるような演奏をめざします。


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『リトル・バンピン』
ピアノ弾きの私が、ギタリスト「リー・リトナー」の作品にじっくり触れることができたのも、「カルテット」での音楽活動のおかげです。
いろんな曲をレパートリーとして増やしていくなか、ギターフューチャーの曲もやろう、というメンバーの提案から、カルテット・ギターリスト舘さんのお薦め「リー・リトナー」のナンバーを何曲かピックアップしました。その中のひとつがこの「リトル・バンピン」です。
フュージョンならではの心地よい軽妙さとジャズのテイストで、始まりから終わりまで爽やかに聴き通してしまいます。
様々な展開場面がありますが、随所に、特にキーボードのアドリブの箇所に東洋テイストを感じるのも、親しみやすさの一因かもしれません。
YouTubeで、ライブシーンがそのまま見られるのでお分かりのように、リトナーの演奏中の笑顔が印象的です。
カルテットも「笑顔」でクールな演奏をお届けしたいと思います。

 


12.jpg12.jpg愛知県岡崎市の「岩津天満宮」ホームページのBGMの作曲を依頼していただき、2年前に生まれた曲です。1月に流れる岩津天満宮のCMのBGMにも使っていただいています。
岩津天満宮は梅の花が美しい天神様で、私も子供の頃、お正月に合格祈願のお参りに両親と出掛けた思い出があります。受験生達ですごい混みようでした。
この曲は、梅の花の頃、普段の落ち着いたしずかな境内に、たたずむ母子の穏やかな様子を歌った曲です。幼い男の子がしあわせそうにお母さんと手を繋いでいる光景が私の中に浮かんできました。
このホームページの扉のバックにも流れています。少しでもたくさんの方に聴いていただけたら、うれしいです。


ソラチラシ2012年9月.jpgソラチラシ2012年9月.jpgカルテットとして初めての私のオリジナルです。私は曲を作る時は、特に何も意識しないで、ピアノを弾きながら出て来るものを、五線に写してゆきます。ですから、譜面の上のところには、作曲した日付を題名代わりに記しておきます。この曲には、『12/15 その1』とあります。2年前の12月15日に作って、多分その日には、他にも書いたのでしょう。
カルテットのスタジオ練習の時に、「こんなの作ったんですけど・・」と怖ず怖ずと言い出して、みんなに聴いてもらったのを覚えています。「いいね!」のお声をいただき、早速カルテットのナンバーに。嬉しかったです。
タイトルは、ベーシストの武田氏が付けてくれました。私の作曲するものは、どことなく和を感じさせるので、私自身でイメージしていたものとピッタリでした。 さらに、アドリブ部分にCのマイナーブルースを取り入れるアレンジも武田さんのアイディアです。この曲にみんなのアドリブによって、常に躍動するたくましさができました。
和風テイストとブルースの融合で、表記はアルファベットで『SAMURAI』です。


Green_Is_Green_by_JeanFrancois★.jpgGreen_Is_Green_by_JeanFrancois★.jpg『ワルツ・フォー・グリーン/緑につつまれて』
「2012年3月9日」、五線譜のタイトル欄には、作った日付が記してあります。いつもは、あまりテーマを決めずに曲を作りますが、この日は、私の中の「生きていることへの感謝のこころ」を綴りたい、そんな想いでピアノに向かいました。生まれてきて、たくさんの人との出会いがあり、様々なことが起こる中、今、いのちがあり、こうして音楽が出来るしあわせにつつまれていることを想いました。
カルテットのメンバーと一緒に演奏する時は、みんなのアドリブをたっぷり、自由に展開してもらいたいなと思い、Eドリアンスケールでモードを取り入れました。語りかけるような雰囲気の3拍子で演奏できたら・・。

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a0070_000142_m.jpg『いつもいつも』
2014年春につくった曲です。 豊田市美術館で障がいのある方たちの作品展を見たとき、会場いっぱいにあふれている「笑顔の素敵なちから」にこころ魅かれました。その想いから、自分自身の、そして誰かの元気につながるような歌になったらいいなぁ、と一番の詩を書きました。二番は、Duo ゴジュウ~の相方・村岡千佳が当時中学生だった姪っ子さんへの応援の気持ちで書きました。
私はいつも曲が先にできます。ピアノを使って気ままにメロディーを作るので、かなり低音から高音域にまで音が飛ぶので、・・・・。 でもそんな私の心配をよそに、千佳をはじめ、みなさんとっても素敵にうたってくださるので感謝です。

 


「やさしく歌って」
51xrgEeABhL__SL500_.jpg51xrgEeABhL__SL500_.jpgロバータ・フラックのこころにしみる歌声を懐かしいと感じる方もたくさんいらっしゃるのでは。私も子供の頃から、インスタントコーヒーのコマーシャルソングとして、何度も聴いてきた曲415MN0CQH5L__SL500_.jpg415MN0CQH5L__SL500_.jpgです。
昭和の高度成長期、アメリカ文化の影響をシャワーのように浴びていた時代でした。オシャレな映像に語りかけるような歌いだしがニューヨーク?の都会の朝を鮮明に描き出していました。今もその感覚は変わらずに私の中にあります。
ピアノソロでは、このバージョンでよく弾いてきましたが、カルテットでは、マーカス・ミラー(ベース)とレイラ・ハザウェイ(ボーカル)のデュオのバージョンで演奏したこともありました。


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new05-008.gif「素顔のままで」
yamano_4106011672[1].jpg作詞・作曲ビリー・ジョエル。1977年のアルバム「ストレンジャー」に収録され、シングルとしても大ヒットしたナンバーです。同じくピアノの弾き語りのスタイルで大ヒットしたエルトン・ジョンのカントリーのイメージと好対照に、ニューヨークの都会的なビリー・ジョエルの曲やアレンジは、当時の私にとっても新鮮でした。フェンダーローズ(キーボード)のもちっとした独特のサウンドに触れたのもこの曲がきっかけでした。
あらためて参加ミュージシャンを見て、なるほどと納得してしまいます。こころを惹きつけるイントロを奏でるのは、リチャード・ティー、間奏および後奏でのサックスソロはジャズミュージシャンのフィル・ウッズ、ストリングス・セクションのオーケストレーションはパトリック・ウィリアムズが担当。 一曲の隅々にまで、じっくり聴きこんでしまう魅力満載の作品です。
20代の頃ピアノソロライブでよく弾いていましたが、曲への想いがさらに深まり、久しぶりに取り上げてみたい一曲になりました。


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